阿部善博 議会発言集

相模原市議会議員 阿部よしひろ 相模原市南区選出

-ジブン・ギジロク-

一般質問 2023年(令和5年)6月定例会議  6月28日

      2026/04/23

相模原市 令和 5年  6月定例会議 06月28日-06号 ※相模原市議会議事録
順位 17 質問者 45番 阿部善博 (自民党) (一問一答)

*** *** *** *** *** *** *** *** ***
通告内容

1 本村市長2期目のスタートに当たって
(1) 今期4年間にかける市長の思いについて
(2) 市長任期に合わせた行政計画の計画期間と総合計画のあり方について
(3) 市長選挙後の新たな体制等について
ア 組織体制と人材育成について
イ 審議会、協議会等への諮問等と施策の決定について
ウ 既存事業の棚卸について
エ 継続的課題への対応について
(ア) 南市民ホールへの対応について

2 計画的なまちづくりについて
(1) 道路行政について
ア 長期未着手の都市計画道路について
(ア) 現状と今後のあり方について
(イ) 都市計画道路東林間線について
イ 「渋滞のまち」と言われることについて
ウ 生活道路の安全対策と計画的補修について
(2) 建設債等の活用について

3 子どものための施策について
(1) 本市の現状と市長の認識について
ア 子どもたちがおかれている状況と対策について
イ 市長が子どもたちに願うことについて
(2) 子どもの遊び場を増やす施策について

*** *** *** *** *** *** *** *** ***

P.288 古内明議長

△日程1 一般質問

○古内明議長 日程1一般質問を行います。
昨日に引き続き、順次質問を許します。45番阿部善博議員。

〔45番議員登壇 拍手〕

◆45番(阿部善博議員) おはようございます。自由民主党相模原市議団の一員として、通告に従い、一問一答方式にて一般質問を行います。御清聴よろしくお願いいたします。
今回は、本村市長がこのたびの選挙で当選され、2期目のスタートを切られた最初の定例会議になります。この時期にしかできない議論を行い、これからの4年間、本市が何をどのように進めていくのか、市民に分かりやすく示すことができるように、そんな思いを込め、質問を行います。
初めに、本村市長2期目のスタートに当たり、本村市長がこの選挙でどんなことを公約とし、どのような市民の声を聞き、その結果、この4年間どんなことをしていくつもりなのか、改めて今期4年間にかける市長の思いについて伺います。
次に、現在、相模原市総合計画推進プログラムは1年ごとに更新され、取組が進められていますが、より大きな視点で議論されるべき基本計画と併せて各種行政計画の期間を市長の任期4年に合わせ、市民に分かりやすいものにするとともに、市政運営における絶好の検証、見直しの機会でもあります選挙の役割について、より大きな意義を持たせることをこれまでも提案してきました。市長の見解を伺います。また、市長2期目の最初の作業として、公約で掲げた施策を総合計画と総合計画推進プログラムにどうひもづけ、反映していくのかを伺うとともに、総合計画の在り方についても見解を伺います。
次に、市長選挙後の新たな体制等についてです。組織体制と人材育成については、新しい任期の始まりであるこの時期に、市長がこの4年間でやるべき施策に、確実に取り組むことを目指したしっかりとした組織体制を組み、人材を配置し、併せて将来に向けた人材育成が図られるべきと考えます。市長の見解を伺います。
また、これまでも本市では様々な組織改正と頻繁な人事異動が行われ、昨今ではミスが多く発生するなど、豊富な知識と経験を持つベテラン職員による後輩への指導、育成の機会が失われているのではないかと危惧する声も聞いています。組織特有のノウハウを持った職員は、一定程度、組織内にとどめておくなど、安定した行政運営を行うための組織と人材について、見解を伺います。
次に、審議会、協議会等への諮問等と施策の決定についてです。本村市長は、1期目から市民との対話を重視され、まちづくりや学校給食、人権などの分野において、様々な諮問、意見照会が行われてきております。審議会などにおける議論が始まる前には、議論すべきことは何なのか、委員はどこまでの権限があるのか、最終的な意思決定は誰が行うのかなどの前提条件について、委員だけでなく、議論を見守っている市民にも、あらかじめ丁寧に説明しておく必要があります。特に、現在のように市長の改選期をまたぐような諮問などが行われる場合には、十分過ぎる説明が必要と考えます。市長の見解と現在の諮問等を行う場合の具体的な仕方、ルール等について伺います。
次に、既存事業の棚卸しについてです。市長任期の始まりにあっては、新しい施策を着実に実施するため、各部局の業務量を見極め、偏りを是正し、局の枠を超えて比較検討ができるよう、全ての既存事業の一元管理と、そのための棚卸しが有効と考えます。平成22年には事業仕分も行われ、本市にはよい素地が根づいていると考えます。市長の考えを伺います。
次に、継続的課題への対応について。南市民ホールについては、市民の中には、本村市長が再選され、廃止ありきではないかと危惧する声があります。南区合同庁舎建て替えとの関連、跡地利用の方針、使用継続期間の考え、ほかの施設も含めた実際の安全上の課題と対策、代替施設活用の場合の整備内容など、様々な市民の声に対し、市長は一つ一つ真摯に向き合い、市民が納得できる答えを出していかなければ、方針等は決められないと考えます。市長の見解と、また、市長はいつどのように市民に答えていくのか、以上、お伺いいたします。

○古内明議長 市長。

◎本村賢太郎市長 阿部議員の御質問にお答えします。
初めに、今後の市政運営についてでございます。これまでも市民の皆様との対話を通じて、まちづくりにおける課題や展望、進めるべき取組などについて共通理解を深めていくことに努めてまいりました。私は、市民の皆様と共に相模原というまちを大きく育み、子供たちの笑顔が輝き、未来に希望を抱くことができる幸せ色あふれるまちを実現するため、子育て、教育、まちづくりに重点を置いた取組を進めていきたいと考えています。すべての人に、を合い言葉に、多様性を尊重しつつ、誰一人取り残さないという決意を持ち、本市の明るい将来を実現するために、引き続き行財政構造改革に取り組むとともに、前例踏襲に陥ることなく、積極果敢にチャレンジし、市民の皆様と共に新しい時代を切り開き、市政運営に邁進してまいります。
次に、相模原市総合計画についてでございます。現行の総合計画につきましては、普遍的かつ長期的な視点で策定いたしました基本構想を実現するために、必要な期間として8年間の基本計画としたところですが、社会経済情勢等の変化や市民の皆様のニーズを的確に捉え、毎年度、総合計画推進プログラムを更新し、運用することなどにより、私が目指す政策につきましても実現できるものと考えています。なお、次期総合計画の策定に当たりましては、総合計画審議会等の意見も伺いながら、計画の期間や構成等を含めて検討してまいります。
次に、組織体制等についてでございます。私が市長として2期目となるこの4年間で実現したいと考える政策を着実に推進するため、簡素で効率的な組織体制の構築や職員個々の能力を最大限発揮できる適材適所の人員配置、前例にとらわれず、改革意識を持ってチャレンジする人材の育成に取り組んでまいります。
次に、安定した行政運営の取組についてでございます。組織改編に当たっては、改編の目的や新たな組織の業務内容等について職員へ周知するとともに、人員配置については、各局区等と丁寧なヒアリングを実施し、事業の進捗や所属職員の状況等を的確に把握した中で適切に行ってまいりました。引き続き、こうした取組により、組織の役割等について周知するとともに、各部署のノウハウの継承に配慮した人員配置を行い、安定した行政運営を推進してまいります。
次に、審議会の役割の周知等についてでございます。審議会等の委員に対しましては、委嘱時に設置目的や審議事項などを説明しています。今後も公正かつ適切な運営が図られるよう、委員への説明を行うとともに、市民の皆様に対しましても、市ホームページなどを通じ、審議会の役割等につきまして分かりやすくお知らせしてまいります。
次に、業務の見直しについてでございます。本市では、持続可能な都市経営を進めるために、事務事業の選択と集中を図る仕組みとして、継続的に業務の見直しに取り組んでいます。引き続き、相模原市行財政構造改革プランに基づき、令和9年度までに全ての局区の事務事業を対象に、必要性や有効性等の観点から、廃止、縮小や見直し、民間委託の検討などを行い、業務の効率化を進めることで、人員や財源などの経営資源の創出と市民サービスの向上を図ってまいります。
次に、南市民ホールについてでございます。南市民ホールについては、既に様々な御意見を頂いているところですが、改めて私自身が一人でも多くの市民の皆様から直接お話を伺うため、来月、意見を交える場を設けます。その上で、さらに検討を進め、適切な時期に自ら方針を判断してまいります。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 市長2期目に当たっての思いは分かりました。この4年間、しっかりと市政発展に邁進され、約4年足らずを経た今期最後の議会で、本村市長からこのスタートに当たって述べた思いは存分に果たすことができたとの言葉が聞かれることを期待しております。
再質問をさせていただきます。
組織体制について、現在の本市の組織体制は適材適所という言葉もありました。市長当選後、しっかりと市長の施策を実現していくための組織になっているという認識でよろしいでしょうか。今後、大きな組織改編はないという考えでよいのか伺います。

○古内明議長 総務局長。

◎河崎利之総務局長 現在の組織体制につきましては、社会情勢の変化や複雑、多様化する市民ニーズ等を踏まえ、適宜必要な見直しを図ってまいりました。今後につきましても、新たな行政需要を的確に捉え、市の施策をさらに推進するため、簡素で効率的な組織体制の構築を進めてまいります。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 業務における効率性や確実性の不安だけでなく、民間企業や国、県、他の自治体、関係機関などからは、本市独特の組織体制が分かりにくい、そのような声が聞かれております。産業界、経済界からの窓口でもあります経済部がない、市民の税を扱う税務部がないというだけでも特殊で分かりにくさを感じると考えますが、市の見解を伺います。

○古内明議長 総務局長。

◎河崎利之総務局長 現在、本市では、これまでの課、部、局という階層の在り方を見直すことによる意思決定の迅速化や簡素で効率的な行政運営の観点から、部の廃止や統合、担当部長の設置を行っています。今後の組織体制の構築に当たりましても、より市民等に分かりやすい組織となるよう努めてまいります。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 部があったりなかったり、担当部長であったり、次長であったり、また、担当部長の仕事が局の枠を超えた組織横断的なものかと思ったら局付であったりと、統一性が見られないように感じる部分があります。組織の在り方について、本市の考え方ですとか基準、ルール等について、改めて確認の意味からお伺いします。

○古内明議長 総務局長。

◎河崎利之総務局長 組織体制の構築に当たりましては、簡素で効率的な行政運営の観点に基づき、各局区等の所管の範囲や事業の進捗状況などを踏まえ、適宜必要な見直しを図ってきました。引き続き、事務処理の効率化や質の高い行政サービスの提供が図られるよう、本市にふさわしい組織体制について検討してまいります。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 組織と同様に、局長級、部長級を含め、これまで職員の異動のサイクルも早くなってきていたように思いますが、今後4年間について、どのような考えかお伺いします。

○古内明議長 総務局長。

◎河崎利之総務局長 人事異動につきましては、各部署の業務量や事業の継続性に配慮して行っておりますが、近年は感染症対策をはじめとする喫緊の課題に迅速に対応するため、時期を問わず、即効性のある対応を図ってまいりました。今後も専任職制度のさらなる拡大を検討するとともに、各部署の事業の進捗状況や社会情勢、国の制度改正等の動向を的確に把握する中で、市民サービスの低下や事業の停滞を招くことのないよう、適時適切な人員配置を行ってまいります。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 担当部長の名前が長過ぎて、名刺ですとか名札、ネット中継の文字ですとか印刷物などがかえって見にくくなったとか、覚えられない、言いにくい、相手の部署とか役職名を間違えては失礼と気を遣うビジネスの世界でもよい思いはしないと考えますが、命名規則ですとか考え方の基本、ルール、基準等をお伺いいたします。

○古内明議長 総務局長。

◎河崎利之総務局長 担当部長など特定の事務を担当する職の職名につきましては、担当する事務の内容が市民等から見て分かりやすい名称となることを主眼に置いて定めております。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 内容を示すにも、先ほど柔軟な組織運営のような話もあったと思います。担当の増減もあったりすると、ぱっと見て分かるのかどうか、変更があるのかないのか、また、一般的な常識で市民の方をはじめ、多くの関係者の方が判断すると思います。本市としてのしっかりとした基準など、さらに研究を進めていただきたいと思います。
この4年間で市長の掲げた政策、施策にしっかりと取り組むための組織であり、役職ですから、考え方をきちんと整理して、市民に示す意味からも、最初に分かりやすいルールや基準をつくって、政令市相模原にふさわしく、他からもまねされるような組織体制、人材配置、育成を行っていただきたいと申し上げておきます。
次に、審議会、協議会等への諮問等と施策の決定について、委嘱時に設置目的や審議事項などを説明しているとのことですが、規定などの基準、決まりや、審議を行う方々が誤解をしないように注意していることなど、どのような対応をしているかお伺いします。

○古内明議長 総務局長。

◎河崎利之総務局長 審議事項等の説明につきましては、特に基準等を設けているわけではありませんが、審議が円滑に進むよう、それぞれの所管課において、関係する条例や規則、審議会等の概要などを審議する内容に即した資料により説明しています。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 他の自治体も含めた一般論になりますが、審議会などにおいては市長の権限に踏み込むような議論が行われたり、答申後の市長の対応が実質的に制限されるような発言があったり、議会での賛否に関わるような発言があったり、行き過ぎを注意する必要性なども聞かれることが間々あります。せっかく市民の皆さんが活発に議論し、それを市政に生かそうというすばらしいことですから、市民の間での誤解や誤った方向での議論が生じることのないよう、諮問の在り方や事務局の役割など、いま一度、再確認されることを求めておきます。
次に、既存事業の棚卸しについては、廃止、縮小、見直し、民間委託の検討が目的ではなく、同じ指標で市役所の全業務を一覧で分かりやすく把握、比較できるように整理することが目的だと考えますが、見解をお伺いします。

○古内明議長 総合政策・少子化対策担当部長。

◎高林正樹総合政策・少子化対策担当部長 全ての局区の事務事業を対象に、必要性や有効性等の観点から客観的に評価を行い、毎年度、各課、機関で作成する事務分担表を基に、庁内全ての事務事業を一元的に把握し、管理できるよう、引き続き必要な取組を進めてまいります。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 今回、既存事業の棚卸しを提案した理由の一つに、市の庁舎の各部、課などでの業務量に比べて人手の足りない部署が多数あり、適宜適切な市民サービスを提供する妨げとならないように心配していることから、業務の偏りや人材の適正配置にしっかりと取り組んでほしい、そういう思いがありましたことを申し上げておきます。
また、南市民ホールにつきましては、一度、市民が不信感を抱くような対応がありました。十分な時間をかけて、なお一層の丁寧な対応を求めておきます。
次に、計画的なまちづくりについて、道路行政についてです。初めに、本市の長期未着手の都市計画道路がどれだけあり、平均と最長でどのくらい未対応なのか、現状と今後の在り方についてお伺いします。
また、長期未着手のままの都市計画道路が存在するため、本来の街の姿が実現されず、様々な不自由や危険な状況が続き、既存路線を代わりに整備するなど、現実的な対応が必要です。見解を伺います。
また、令和3年6月定例会議の私の一般質問で、相模原市総合都市交通計画及び新道路整備計画の見直しと整合を図り、都市計画道路の幅員の変更や代替路線の活用を含め検証しているとの答弁がありました。検証結果と現在の状況を伺います。
次に、都市計画道路東林間線について、第2次相模原市新道路整備計画において今後10年間対応が行われないとされたこの路線が残ったままのため、既存の代替路線となる市道中和田の整備が行われず、危険な状況が続いています。都市計画の在り方と市長の問題認識、対応を伺います。
次に、渋滞のまちと言われることについて、本市では、国道16号をはじめ、市内各地で渋滞が頻発し、渋滞のまちとの言葉まで聞かれています。市内産業や経済面、環境面、そして安全で快適な市民生活などへの負の影響は計り知れず、物流施設も増加し、人が増え、車が増える状況で、それに見合ったまちづくりが求められています。市長の問題認識と抜本的な対策、対応について伺います。
次に、生活道路の安全対策については、各土木事務所などが細かい補修等で対応していることは承知していますが、陥没や舗装剥がれなど繰り返される補修のため、騒音や安全上の問題が発生しています。全面的な計画的補修が求められています。また、自分の地域の道路がどのような対応状況になっているのか、その計画も市民には分かりにくい状況です。市長の見解を伺います。
次に、建設債等の活用についてです。本市では、投資的経費の乏しさが再三指摘されています。必要な都市機能の充実と快適で魅力的なまちづくりのため、負担の平準化だけでなく、市内業者の育成や税源涵養の視点からも求められている積極的な建設債等の活用について、他の政令市と比較した額、歳出に占める割合の推移と市長の認識をお伺いいたします。

○古内明議長 市長。

◎本村賢太郎市長 初めに、長期未着手の都市計画道路の状況についてでございます。都市計画道路のうち、一部未着手を含めた20年以上の長期未着手の路線は、国道や県道を含めて13路線で、当初の都市計画決定から平均で約60年経過しており、最長は国道20号の73年となっています。都市計画道路は、社会経済情勢の変化や目指すべき都市構造への対応が必要なことから、都市計画道路見直しの方針に基づき、おおむね10年ごとに見直しを行うこととしています。
次に、既存道路の整備についてでございます。第2次相模原市新道路整備計画では、既存の道路については、交差点や渋滞の発生原因となっている箇所の部分的な改良、整備を行うこととし、事業の有効性や実現性を評価した上で、優先整備箇所に位置づけた事業を進めるものとしています。
次に、長期未着手の都市計画道路の検証についてでございますが、昨年3月に改定した都市計画道路見直しの方針では、長期未着手13路線の検証を行い、1路線については代替路線を活用したルートの見直しを行うこととしました。今後、代替路線への都市計画変更を行った後に、第2次相模原市新道路整備計画における優先整備箇所に位置づけ、整備を進めてまいります。
次に、都市計画道路東林間線についてでございます。当該路線は、町田市の都市計画道路に接続し、広域的な道路ネットワークを形成する都市構造上必要な路線として都市計画道路に位置づけています。また、市道中和田は、第2次相模原市新道路整備計画では、事業の有効性や実現性を評価した結果、優先整備箇所の要件を満たしていませんが、今後、令和8年度の見直しにおいて、本計画の進捗状況を鑑みながら、再評価を行ってまいります。
次に、道路の渋滞についてでございます。交通渋滞は市民生活に大きく影響を与えることから、限られた財源の中、道路事業のさらなる選択と集中により、渋滞解消に向け持続的な道路整備を推進します。また、国道16号においては複数の主要渋滞箇所があることから、これらについて、国や交通管理者などと連携して取り組んでまいります。
次に、生活道路の安全対策と計画的補修についてでございます。地域の生活道路等につきましては、これまでも穴埋めなどの部分的な修繕を随時行ってまいりました。昨年度からは、これに加え、毎年、路面の損傷が著しい箇所を抽出した上で、全面的な舗装の打ち換えなどを計画的に行っています。今後は、修繕箇所について、市ホームページに掲載するなど、周知に努めてまいります。
次に、建設債等の活用についてでございます。本市の建設債の状況につきましては、過去3年における他の指定都市との比較では、市民1人当たりの発行額及び歳出に占める割合ともに少ない傾向にあります。本市では、今後、新たなまちづくりなどに取り組んでいくことから、国庫補助金等の特定財源を確保するとともに、財政措置の有利な建設債等を積極的に活用してまいります。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 長期未着手の都市計画道路により市民が不自由を強いられている、その認識がないのか改めてお伺いします。

○古内明議長 まちづくり推進部長。

◎大田康雄まちづくり推進部長 長期未着手の都市計画道路は、主に昭和30年代に都市構造における骨格をなす都市施設として都市計画決定を行ったところですが、長い期間整備できず、効果が発揮できていないことや、その区域では都市計画法により建築物の建築に制限がかかるなどの課題があると認識しています。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) なぜこうした長期未着手の都市計画道路が複数存在し、整備を行う予定もないのか、その理由や考え方を伺います。

○古内明議長 土木部長。

◎渡邉建太郎土木部長 昭和30年代に都市計画決定された道路の9割以上は整備が完了していますが、残りの長期未着手となっている道路の中には、東林間線のように隣接する町田市の道路整備計画や沿道のまちづくり等の事情により協議が調わず、整備が進められない路線も多くあると認識しています。今後も町田市や大和市など隣接市と協議を行い、整備環境が整った路線から都市計画道路の整備に努めてまいります。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 都市計画道路東林間線と市道中和田について、令和8年度の見直しで再評価するとのことで、ぜひ行っていただきたいと思いますが、具体的な考えをお伺いします。

○古内明議長 土木部長。

◎渡邉建太郎土木部長 今後、市道中和田については、第2次相模原市新道路整備計画の進捗状況による当該路線の整備の優先度や渋滞のさらなる悪化などに伴い整備の有効性が高まっているかなどについて、再評価を行ってまいります。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) ぜひ前向きにお願いします。本市の渋滞について、渋滞のまちではないという認識なのか伺いますとともに、本市が渋滞のまちと言われないように、それを払拭するだけの取組姿勢を見せ、全国にアピールする必要があると考えますが、見解を伺います。

○古内明議長 土木部長。

◎渡邉建太郎土木部長 市内では、特に国道16号や県道へのアクセス道路である県道52号相模原町田などの箇所で慢性的な渋滞が発生していることは認識しています。こうしたことから、渋滞対策として、国道16号については、管理者である国に対しまして継続的に対策を要望しています。また、第2次相模原市新道路整備計画において、県道52号相模原町田や津久井広域道路など26か所を優先整備箇所に位置づけ、渋滞解消を目指しています。
具体的な渋滞への取組といたしましては、南区の県道52号の下溝工区では、原当麻第一踏切を踏切道改良促進法により指定し、早期に整備が完了するよう努めています。また、緑区の津久井広域道路における西橋本一丁目交差点改良は、県道から国道16号へのアクセス性を向上させるとともに、渋滞緩和を図るものです。さらに、中央区の都市計画道路宮下横山台線については、県道503号相模原立川の渋滞緩和を図るため、現在、用地の取得を進めているところです。今後も事業の有効性や実現性の高い路線を選定し、国庫補助金等の財源を集中して整備を推進してまいります。
なお、市内の主要な渋滞箇所については、首都圏の1都3県と指定都市、警察等の関係機関で組織する首都圏渋滞ボトルネック対策協議会において、渋滞発生状況を把握、分析するとともに、対策を検討しています。当協議会での検討結果等については、国土交通省関東地方整備局のホームページで公表しています。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 計画的な道路修繕について、現在、一般財源の中で行われる場合、対応が遅れてしまうことを危惧しています。建設債等の積極的な活用についてお伺いいたします。

○古内明議長 土木部長。

◎渡邉建太郎土木部長 昨年度から実施している計画的な舗装の打ち換えなどにつきましては、災害等の予防保全対策を目的とする路面の損傷等の修繕を対象とした市債である緊急自然災害防止対策事業債を財源として積極的に活用し、取り組んでいます。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 道路修繕の必要性について、地域では市道大野金山、市道中和田町田の全面的な舗装の打ち換えを求める声も出ています。市の対応を伺います。

○古内明議長 土木部長。

◎渡邉建太郎土木部長 市道大野金山の国道16号から鶴園小学校入口交差点及びそれに接続する市道中和田町田の一部については、これまでも穴埋めなどの部分的修繕を行っていますが、路面の損傷が著しいことから、今後、全面的な舗装の打ち換えを予定しています。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) よろしくお願いします。また、本市の建設債について、答弁のとおり少ないという状況で、前向きにこれから活用していくというように受け止めておりますが、このままでよいという考えなのか改めてお伺いします。

○古内明議長 財政担当部長。

◎秋山亮財政担当部長 建設債の発行額等の他都市との比較につきましては、各指定都市で財政規模や行政サービスの実施状況などが異なるため、発行額等で一概に評価することは難しいとは認識していますけれども、本市が持続可能な都市経営を行っていくためには、建設債等を財源とした投資的経費をしっかりと確保していくということが重要であると考えております。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 現状確認の意味で、本市の公債費、普通建設事業費、また、それぞれの1人当たりの額、歳出に占める割合が政令市の中でも数年、最下位に近い状況と聞いておりますが、状況をお伺いします。

○古内明議長 財政担当部長。

◎秋山亮財政担当部長 令和元年度から3年度までの決算額で他の指定都市と比較しますと、普通建設事業費の総額及び市民1人当たりの額につきましては、各年度において20市で最も少なく、歳出に占める割合も最も低くなっています。また、公債費の総額及び市民1人当たりの額につきましては、各年度において20市中最も少なく、また、歳出に占める割合は20市中17番目から18番目となっております。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) このような状況が続いているということで、本市が他市に比べ、まちづくりに力を入れていないようなイメージを持たれてしまうことを心配しています。市の見解を伺います。また、市内業者からも同様に相応の規模と期間を要する建設債等を活用する事業ですとか雇用増につながるような事業を求める声もあると聞いておりますが、市の対応を伺います。

○古内明議長 財政局長。

◎岩本晃財政局長 持続可能な都市経営を行っていくためには、将来の都市力向上や圏域全体の発展をリードするまちづくりに向けた取組に加え、老朽化する公共施設の長寿命化事業等の着実な推進などが必要であると認識しております。このため、持続可能な行財政基盤を構築するとともに、建設債等の財源も活用しながら、投資的経費を確保できるよう取り組むことで、市内事業者の受注機会の拡大が図れるよう努めてまいります。
以上でございます。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 前向きな答弁をいただきましたので、市長にはこの4年間で計画的なまちづくりを進めていただくよう、前向きな姿勢で臨まれるよう申し上げておきます。
次に、子供のための施策についてです。初めに、本市の子供たちがどのような状況にあるのか、具体的な数値や指標等、他の政令市や近隣市との比較も含め、市長の認識と取組状況をお伺いします。また、本村市長は、子育てするなら相模原との言葉を全国に向けて発信しています。語呂がよくて覚えやすく、さすが本村市長だなと感心していますが、大切なことはその裏づけとなる本市の取組の中身です。他市と比較して、どのような点が優れているのか、なぜ相模原なのか、その根拠をお伺いします。また、子育てしている人たちの願いは、自分たちの子育てがしやすいこと以上に、子供たち自身のための施策が充実していることだと思います。子育てするなら相模原の言葉には、子育て支援策とともに、子供そのもののための施策も十分に含まれているのか、あれば具体的内容と今後の展開とともにお伺いいたします。
次に、市長が子供たちに願うことについてです。先日、今宮議員が小さなかわいいお子さんを抱っこして歩いているところに遭遇しました。思わずお子さんにパパにいっぱい遊んでもらうんだよと言いました。今宮議員にも疲れていても遊んであげるんだよときつく言いました。(笑声)務川議員にも同じことを言っています。子供たちはいつでも大声を出して走り回りたい、見たい、触りたい、やりたい、そうした好奇心の塊で、小さな体の中に無限のエネルギーを秘めています。子供たちの心と体の成長に必要なもろもろの当たり前のことが当たり前としてできるようにすることが市の責務と考えます。私は子供たちの無限のエネルギーを思う存分に発揮させてあげたい、いつでも遊び回らせてあげたい、そう願っています。市長が本市の子供たちに願うこと、そしてそのためにやらなければならないこと、市の責務についてお伺いします。
次に、子供たちの遊び場を増やす施策についてです。この選挙でも多くの方から、家の近くに子供の遊び場がない、いつでも一人で安全に遊びに行けるようにしてほしいとの多くの声を聞いてきました。市長も同様の声を多数聞いているものと思います。本市の子供たちの遊び場がどのような状況になっているのか、他市との比較も含め、数値的な状況と数値に現れない遊び場の偏りなど、都市部の実情も含め、本市の子供の遊び場についての認識と、子供たちが本当の意味で伸び伸びと遊ぶことのできる場所を増やしていくことについて、見解と現在の施策、今後についてお伺いします。

○古内明議長 市長。

◎本村賢太郎市長 初めに、子供のための施策についてでございます。国の少子化対策地域評価ツールを活用した分析では、本市の子育て支援サービスは他市に比べて高く、強みと捉えているとともに、近隣市における独自事業はあるものの、本市の取組と大きな差はないと考えています。しかしながら、本年度から東京都において18歳以下に月5,000円の給付を行うなど、子育て施策が強く打ち出されていることから、本市としてもさらなる取組が必要と認識しています。こうしたことから、公共施設の個人利用の子供料金の無料化、小児医療費助成制度の18歳までの対象拡大や他市に先駆けた取組として、現在、事業開始に向けて取り組んでいる、さがみはら休日一時保育事業を実施することとしたところです。今後も子育てするなら相模原と言っていただけるまちとなるよう、子供の権利擁護や子供の居場所づくりなど、子供たちのための施策の推進に取り組んでまいります。
次に、子供たちに願うことについてでございます。私としては、これからの本市をつくっていく子供たちには、生まれ育った環境に左右されず、夢や希望を持ち、伸び伸びと心身ともに健やかに成長してほしいと願っています。そのためには、子供たちの気持ちに寄り添い、子供たちにとって最善の利益とは何かを考え、全ての子供たちが幸せに暮らせるような環境づくりを行うとともに、本市に愛着を感じてもらえるような取組を進めることが必要と考えています。
次に、子供たちの屋外の遊び場についてでございますが、定義が様々であることから、他市との比較はしておりません。本市では人口が多い旧市域での新たな確保は難しくなっているところですが、子供たちが伸び伸びと自由に遊んだり過ごしたりすることができる場所は大変重要であると考えており、身近な遊び場の充実については、子供たちの意見を参考にしながら、様々な方策について検討してまいります。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 再質問を行います。
国の少子化対策地域評価ツールというものが何なのかお伺いします。

○古内明議長 こども・若者未来局長。

◎杉野孝幸こども・若者未来局長 このツールは、令和2年3月に国が策定したもので、少子化対策を推進するため、客観的指標により地域の強みや課題を分析し、地域特性の見える化や具体的な取組の検討等を行うことを目的としているものです。本ツールでは、賑わい・生活環境、子育て支援サービス、経済・雇用など、様々な分野における他自治体との比較が可能であり、本市の強みや課題を分析するために活用しているところでございます。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 少子化対策地域評価ツールでは、本市のどのようなサービスが他市より高い評価なのか、具体的内容を伺います。

○古内明議長 こども・若者未来局長。

◎杉野孝幸こども・若者未来局長 子育て支援サービスに係る指標のうち、5歳までの人口に対する認定こども園の数や17歳までの人口に対する障害児入所施設等の数について、政令市平均や県内市町村平均と比較して高くなっている状況です。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 私が市民の皆さんにどのような子育て施策が評価されるのか聞いたところ、民間で出しているランキングがありました。総務省の住民基本台帳人口移動報告を基に、ゼロ歳から14歳の転入超過の数値をランクづけしているものでした。最新の資料から令和4年の結果を自分でつくってみましたところ、本市は上位20市にも入っていない状況で、政令市ではトップのさいたま市、札幌市、千葉市、近隣市では町田市、八王子市、県内では藤沢市、茅ヶ崎市が軒並み10位以内、20位以内に入っておりました。必ずしもこれが子育て支援策の評価につながるとは言えませんが、決して本市が他の政令市や近隣市より子育て支援が充実しているとは見られていないということではないかと考えますが、見解を伺います。

○古内明議長 こども・若者未来局長。

◎杉野孝幸こども・若者未来局長 転入されます子育て世帯にとりまして、子育て支援サービスが充実しているかどうかにつきましては、転入先の選択条件の一つではないかと考えています。子育てしやすいまちとして選ばれるために、先進的な自治体での特徴的な取組と、その取組を内外に効果的にPRする手法などを参考にしまして、他市との差別化を図りまして、子育て支援サービスの充実に取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 子供の遊び場の充実について、子供たちの意見を参考にするということですが、どのように意見を聞くのかお伺いします。

○古内明議長 こども・若者未来局長。

◎杉野孝幸こども・若者未来局長 例えば、次期の相模原市子ども・子育て支援事業計画の策定に向けまして、本年度中に子供向けのアンケートを行いまして意見を聴取する予定でございます。このように、そのほかにおきましても、子供たちが集まる場所での聞き取りなど、子供の意見を聞くための様々な方策を行ってまいりたいと考えております。
以上です。

○古内明議長 阿部議員。

◆45番(阿部善博議員) 最後になりますが、本市では多くの子供たちの、遊び場がない状況をいろんなところで目にすると思います。そもそも子供たちの身近な遊び場がないという問題意識ですとか、もっと自由に遊べるようにしてあげたいという気持ち、本村市長、答弁では直接聞けませんでしたが、きっと胸の内に秘めていることと信じて、この4年間、その他様々な施策が本村市長の下、十分な準備としっかりした体制の下で進められますことを祈念いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)

 - 一般質問 , , , , , , , , ,