予算特別委員会(建設分科会)【第二日目】 2025年(令和7年)3月定例会議 3月7日
2026/04/23
相模原市 令和 7年 3月 予算特別委員会建設分科会 03月07日-01号 ※相模原市議会議事録
○折笠正治担当委員長 ただいまから予算特別委員会建設分科会を開会する。
出席委員は9名で定足数に達している。
これより審査に入る。
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○折笠正治担当委員長 議案第1号令和7年度相模原市一般会計予算の本分科会所管部分を議題とする。
昨日に引き続き、都市建設局所管部分の質疑を行う。
質疑をする際には、ページを示してもらうようお願いする。
◆阿部善博委員 初めに、今回の予算の局としての総括を伺う。
◎鈴木都市建設局長 令和7年度当初予算の編成に当たっては、3つの重点目標を掲げて取り組んできた。
1点目が安全、安心を支える地域の基盤整備や維持管理、2点目が広域交流拠点や産業を中心とした新たな拠点の整備、3点目が安心して移動できる地域交通の形成である。
1つ目の安全、安心を支える地域の基盤整備や維持管理については、昨今、インフラの老朽化等々もあるので、誰もが安全に、そして安心して暮らせる災害に強いまちづくりを進めるため、道路や下水道などの公共インフラ等の整備、そして、維持管理なども計画的に進めていく。
2つ目、広域交流拠点の整備として、橋本駅周辺地区のまちづくりについては、リニア中央新幹線や圏央道など、交通の要衝としての強みを生かして取り組むとともに、相模原駅北口のまちづくりでは、昼間人口の増加やにぎわいの創出等の観点を踏まえ、着実に取組を進めていく。
麻溝台・新磯野地区については、第一整備地区の一日も早い事業の完了に向けて取り組むほか、北部地区、南部地区では、民間活力を主体とした事業手法によるまちづくりを促進していく。
3つ目、安心して移動できる地域交通の形成については、昨今の運転手不足等々の厳しい状況もあるので、乗合タクシー、グリーンスローモビリティなどの活用による地域の実情に応じた移動手段の導入や、生活交通の維持確保を図るための予算を計上し、安心して移動できる地域交通の形成を推進していく。
令和7年度も、引き続き、市民の安全、安心を守り、さらなる本市の発展に全力を注ぐとともに、「潤いと活力に満ち 笑顔と希望があふれるまち さがみはら」の実現を目指して取り組んでいく。
◆阿部善博委員 現在の市民生活をしっかりと守って、将来の発展につながる大切な予算と分かったので、市として、しっかりとした執行に努めてもらえるよう求めておく。
続いて、市内事業者支援策として、全般にわたって投資的経費の増額が見られるが、市内の事業者を確保して守り育てていくという視点が行財政構造改革プランの間、緊縮財政もあって求められているところであり、市内事業者の問題などの現状と、そして市に何を求めているのか、意見交換などをしてきたという話もあったが、どういう声が出ているのか。また、それに的確に応える予算となっているのか、市内事業者が業務を継続して健全に発展していける支援となっているのか、その視点から、どのような認識なのか見解を伺う。
◎國島都市建設総務室長 市内事業者との意見交換については、市内建設関連団体と本市の工事等を発注する事業課の課長と意見交換会を実施して、現在の状況等を把握している。その中で、昨今、物価高騰があるので、物価高騰に応じた予定価格にしてほしい、次世代の担い手を確保するような取組をしてほしいという話があった。建設事業者の持続性を高めていくためには安定的な経営は必要不可欠で、定常的な工事の発注や次世代の担い手の確保が重要と考えている。このため、引き続き、担い手不足の対策に取り組むとともに、投資的経費の確保に努め、相模原市がんばる中小企業を応援する条例等に基づき、発注内容に応じて入札参加者を市内事業者にすることや、適切に分離分割することにより、可能な限り市内事業者へ優先発注することに取り組んでいく。
◆阿部善博委員 市内事業者への投資という部分もあると思うので、しっかりとした対応をお願いする。また、昨日も議論があって、今日もこの後また議論するが、業種の枠を超えて、人材不足というのはいろいろなところで聞いていて、大きな問題である。仕事があっても受けることができないというのは大変なことだと思うので、こちらの支援策も市を挙げて取り組むことを求めておく。
続いて、予算主要施策説明書94ページの道路維持管理費、コリドー街の道路修繕工事についてである。具体的な内容を伺うとともに、以前もこちらの改修は度々行っていると思うが、どのような間隔で行っているのか、重ねての改修になっていないのかという声もあるので伺う。
◎一柳南土木事務所長 整備の内容については、現在、自然石で舗装している車道部について、自然石を撤去し、凹凸がなく維持管理しやすい、景観に配慮したカラーアスファルト舗装を施工するものである。また、車道部については、これまで壊れたところの部分的な補修はしているが、全面的な改修は今回が初めてとなる。
◆阿部善博委員 費用の内訳と、駅を降りて旧伊勢丹方面に向かう真っすぐの部分から、枝道というか、入ったところも細かく対応してもらっている部分があると思うが、そちらの対応はどうなっているのかと、南
口も、エスカレーターでデッキから降りて歩道になっている部分を度々補修したり、全面的な改修を求める声もあるが、状況を伺う。
◎一柳南土木事務所長 北口のコリドーの部分については、エスカレーターを下りて横断歩道となっている部分から県道51号に接するところまでの車道部分、接道部分における交差点の横断歩道部分ががたがたになっているので、その部分は、今回の整備で実施する予定となっている。費用については、車道部分について、8,250万円で整備する予定となっている。また、南口の広場については、計画的な整備は今のところできていないが、部分的に傷みがひどいところについて、令和6年度の予算で整備する予定となっている。
◆阿部善博委員 コリドーからの枝道の車道部分や、今話があった南口の部分、人が歩くことが多い部分で、つまずいたり、雨の日に危険であるなど、いろいろな声もあると思うので、今後も細かな対応を求めておく。
次に、予算主要施策説明書98ページの橋りょう維持費、橋りょう長寿命化事業費の10億5,694万円だが、橋梁対策については、本市だけではなくて、昨日も議論があったが、近年、担い手となる土木技術者不足が問題ということで、ニュースでも繰り返し、政令市でも土木職の不足ということで議論になっている。橋梁の部分で取り上げられることが非常に多いが、大きな橋を維持管理したり、造ったりということの特殊性、また、人を確保する難しさもあるように聞いているが、どのような状況なのか。
◎國島都市建設総務室長 橋梁の老朽化に対して長寿命化をしていくためには、発注者においても、専門的な技術を備えた技術者が必要となる。この状況について、これまで本市の橋梁の老朽化対策を進めてきている中で、現場でのOJTや国土交通大学校などの専門機関での研修などを通して、技術者を育成している。といっても、本市の土木職員の不足等もあり、その育成というところも苦労しているような状況である。この先、専門的な技術を継承していくために、引き続き、専門機関での研修、OJTをしっかりとしていきたい。
◆阿部善博委員 国土交通省の取組を見ると、民間と行政での人の取り合いや自治体間での競争などが過剰となっている部分が危惧されている。これは相模原市だけの話ではないと思うが、協働するなど、国の方で様々な取組もしているようなので、国ともよく連携して、一番いい回答が出せるように、ぜひとも政令市の一員としてリーダーシップを取ってもらえたらと思う。
橋りょう維持費の具体的な話で、これは確認だが、市道青野原9号にある無名橋、津久井18は、2021年時点の点検で、床板に断面欠損を伴う腐食、鋼材部全体に腐食があったということで、仮設を設置して全面通行止めとし、昨年度末の時点で撤去予定としていたと承知しているが、経過と状況を伺う。
◎遠藤緑土木事務所長 市道青野原9号にある無名橋、津久井18は、令和6年9月に撤去の工事を契約して、11月に撤去を完了している。
◆阿部善博委員 国のメンテナンス年報などを見ると、代替路線の整備や集合化、新しい手法や技術をやってくださいとあるが、単純撤去なのか。それとも、意識したことや、メンテナンスと費用の圧縮に関して取り組んだことがあるのか。
◎遠藤緑土木事務所長 この橋は、点検時に既に通行止めされており、通行状況がないということで、撤去を判断している。
◆阿部善博委員 この橋の件で関連して、本市の橋りょう長寿命化修繕計画の中に諸元として出ている677の橋梁の中、74橋くらい無名橋という名前の橋があるようだが、それでいいか。また、無名橋がかなりあるが、命名規則や呼び方、なぜ無名橋がこれだけの数あるのか伺う。
◎大貫路政課長 橋りょう長寿命化修繕計画の中で管理している橋は、現在3橋撤去して674橋になっている。そのうち無名とつく橋は81橋ある。
◆阿部善博委員 全国的なものだと思うが、歴史的経緯があって、名前がついていない橋は番号を付すことで管理している。維持補修を進めるときに、場所の特定ができなかったり、補修計画を公表しても、市民がどこの橋かぴんと来なかったり、様々な問題があると聞いている。本市での問題意識や議論があった経過はないのか。
◎國島都市建設総務室長 橋りょう長寿命化修繕計画を策定するときに、無名橋という名前で幾つも橋があるような状況だった。その前段から、橋梁台帳によって橋の状況を管理していたが、その中では、なるべく分かりやすいように、地域ごとに無名橋津久井何番など、そういう形で連番を振っており、修繕計画をつくる段階においては、その名称を引き継ぐことで分類してきた。また、分かりにくさを解消するために、道路台帳の管理システムであるSLIMSで、橋梁の位置、修繕履歴等、技術情報を全て管理するようにして、場所を間違えることがないように取り組んできた。
◆阿部善博委員 他市の事例だが、奈良県の大和郡山市で、無名橋名付け親プロジェクトというのが行われていて、約57ある無名橋に対して、地域の子供たちが歴史を学んで、それぞれ、地域の中で、どういう橋だとか、どういう役割だとか、地域学習をしながら、みんなで名前を考えて橋に命名プレートをプレゼントして記念写真を撮るということをやっていて、地域の歴史に関心を持ったり、また、地域を愛したり、思い出づくりになるなど、非常にいい取組をしているのがあった。もともと無名橋という名前で分かりにくかったり、誤解を生んでしまったりということが地域を知るきっかけにもなったということで、学校や都市建設局だけでできる話ではないが、そういう取組をしているところもあるので、逆に、こういう取組で全国から視察が来るとか、そういう取組ができるような相模原市であってほしいと思っているので、参考にしてもらえたらと思う。
続いて、予算主要施策説明書98ページの土木費の道路関係について、相模原市と町田市の関係で、都県境の道路でこれまでも様々な議論があったが、近隣の友好関係の深い町田市で町田駅周辺開発が行われるということで、それを契機に、道路基盤をはじめとして、首都圏南西部における広域交流拠点としてのさらなる連携を図る、また、相模原市民にとっても利便性向上につながるということで、町田駅周辺開発がよりよいものになるように、お互いに積極的に関わっていこうという議論が起こっている。先日の代表質問においても、町田市が検討している上鶴間本町2丁目の境川対岸の森野住宅周辺地区から境川を橋でまたいで、ハナミズキ通りに接道する道路計画が取り上げられて、大槻議員から議論があり、今後も緊密に連携していくという答弁だったと思う。そこで、町田市と進めている町田駅周辺開発との連携について、森野住宅周辺地区からハナミズキ通りに接続する道路に関する町田市との協議状況を伺う。
◎中村道路計画課長 町田市周辺の再開発に伴う本市に接続する道路の計画に関する協議の状況についてだが、町田市は本年度に概略検討を行っていると伺っており、今後、その内容について説明を受ける予定である。
◆阿部善博委員 こちらも、ぜひ積極的に進めてほしいと思う。こちらも何かあったとき向こうにお願いすることがあるし、向こうもまた、前向きに一緒に連携したいという姿勢だと思うので、ぜひともしっかり対応してもらいたい。
併せて、森野住宅周辺地区内にある駐輪場の利用者の半数は相模原市民という話も聞いている。当該道路は相模原市民も頻繁に利用することから、相模原市も整備計画に積極的に意見を出すなど関与してはどうかという話もあるが、市の見解を伺う。
◎大貫路政課長 駐輪場の整備については、基本的に町田市に設置するもので、利用者は相模原市民が半数ということだが、基本的には町田市が整備するものと考えている。
◆阿部善博委員 町田市の整備だが、相模原市の意向はこうだなど、多分、向こうも把握したいと思っているので、機会を捉えて発言したり、いろいろな場があると思うので、他人事ではなくて我が事として、町田市との連携は深めていってもらいたい。
次に、予算主要施策説明書104ページ、コミュニティ交通対策事業の乗合タクシー等運行事業についてである。生成AIを活用したオンデマンド型の乗合タクシーの導入を検討するということだが、私も先日、福岡県小郡市ののるーと小郡、それから、熊本県荒尾市のおもやいタクシー、それぞれ2日間かけて視察して、1日中、ずっとこれに乗ってきた。それぞれ違うシステムを採用しているが、共通点が幾つかあって、本市でも同じ状況があると思った。また、乗り合いなので、背広を着てパソコンを打っているビジネスマン風の人が乗ると珍しいみたいで、市民の方からいろいろと話しかけられて、生の声をたくさん聞いてきたし、運転手の方もおしゃべり好きで、いろいろな話を聞くことができた。市民の足の確保という共通する問題に対して、本市でもこれまでコミュニティバスのような様々な取組をしてきたと思う。その地域だけではなくて、今、免許証を返納するなど、問題が全市的に広がっていて、その対応も求められていると思うし、視察先でもそうだった。そこで、現地で伺った話は、取組の視点として、両市とも、ルートを決めるのではなく、全市どこでもドア・ツー・ドアで利用できないと利用者のニーズに応えられない。そして、地元のタクシー業者に運行を任せないと、市では運行管理ができないし、費用がかさんでしまう。そして、近場は安くして、遠距離は高くすることで、タクシー事業者との競合をなくしたり、新たなサービスを創出できる。そして、そのことがタクシー事業者の営業支援にもなる。こうした取組を市の負担が少なくなる形を目指して取り組んできたという話を聞いた。オンデマンドタクシーが順次置き換わる形で、それまでサービスを提供していた市のコミュニティバスなども、大きな混乱なく、中止や規模縮小に至っているということだった。こうして全国的にも問題になっている市民の生活を守る身近な足の確保策について、改めて、本市の現状と問題認識を伺う。
◎歌田交通政策課長 本市では、これまで都市部と中山間地域それぞれの移動需要に応じて、コミュニティバスや乗合タクシー等の既存の公共交通を補完するコミュニティ交通を運行してきた。こうした中、高齢化の進行等に伴い、バス等の公共交通が一定程度整備されて、また、平たん地が多い都市部においても、通院や買物などの身近な移動に困難を抱えているとの声があることから、昨年、南区の相模台地区で乗合タクシーの実証実験を行った。しかしながら、事業の本格実施に向けては、持続可能性の面で課題が確認されたことから、都市部における移動支援の目的や対象者、費用対効果等について、改めて部局横断的に検討していきたい。
◆阿部善博委員 視察先で学んだことは、行き先は大体、同じだそうである。乗る場所は個人の自宅や指定の場所だが、行き先は福祉施設、病院、スーパーなど、大体一緒なので、乗せながら回っても、みんな一斉に降ろしたり、効率的な運行は意外と図れるという話だった。あと、1つのサービスにこだわるのではなくて、コミュニティバスが必要なところはコミュニティバスをサービスとして提供しながら、全市的にオンデマンドタクシーをやるというようなことをしても、市の負担が少ないやり方もあるという話だったので、様々な制度を検討してもらいたいと思うが、検討するときのポイントとして、私の行った両市とも、地元タクシー業者を支援するという視点もあって、タクシー業者との意見交換の中から、市民も事業者も行政も全てがうまくいくように制度設計をして、結果的に、いろいろと違うルートでありながら、ほぼ同じような制度になったことを見てとることができた。本市でもバス事業者とのやり取りなどをしていると承知しているが、タクシー事業者との意見交換も有効と思うが、状況を伺う。
◎歌田交通政策課長 本市でも神奈川県タクシー協会相模支部相模原地区会、また、同会加盟の事業者と日頃より意見交換等を行い、情報の共有等を図っている。また、昨年3月には、同地区会と移動手段の確保等に関する連携協定を締結して、交通不便地域における移動手段の確保や地域特性に応じた小さな移動需要に対応できる移動手段の検討実施に関して、連携して取組を進めている。先ほど申し上げた相模台地区での実証実験も、この協定に基づいて実施したものである。
◆阿部善博委員 これから考えなければいけない点として、今の話は分かったが、交通不便地域だけではなくて、市内全域で足が必要になる時代になったということが、やはり検討の中で大事なポイントではないかと思っている。そうした点で、私の地域でも、移動支援お出かけサポートとして、市民が自主的にボランティア団体いこいこ中和田頼られ隊を結成している。地域の広場を起点にして、スーパーや医療機関、駅に向かうバスの乗り継ぎ地点、バス停まで行くのが大変という人もいるので、バス停まで連れていくなど、週に1回だが、1日に4便、2種免許を持っている方を含めて4名が運転手として登録してくれて運行しているが、運転手の拘束などもあり、負担が大きいので、市にも情報収集で見に来てほしいし、できる限り運転手などへの支援をお願いしたい。何らかの形で、福祉関係など、いろいろ支援はあるが、保険など、やってみると様々お金がかかる部分が多々あるので、丁寧な支援を求める。
○折笠正治担当委員長 他に質疑はないか。(「進行」と呼ぶ者あり)
ないので、以上で都市建設局所管部分の審査を終わる。
以上で、一般会計予算の本分科会所管部分の質疑を終結する。
休憩する。
午後0時01分 休憩
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午後1時00分 開議
○折笠正治担当委員長 再開する。
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△議案第6号 令和7年度相模原市自動車駐車場事業特別会計予算
○折笠正治担当委員長 議案第6号令和7年度相模原市自動車駐車場事業特別会計予算を議題とする。
提出者の提案理由の説明を求める。
〔杉浦土木部長説明〕
○折笠正治担当委員長 これより質疑を行う。
質疑はないか。(「進行」と呼ぶ者あり)
ないので、以上で自動車駐車場事業特別会計予算の質疑を終結する。
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○折笠正治担当委員長 議案第7号令和7年度相模原市麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業特別会計予算を議題とする。
提出者の提案理由の説明を求める。
〔大田麻溝台・新磯野まちづくり担当部長説明〕
○折笠正治担当委員長 これより質疑を行う。
◆阿部善博委員 下水道に加えて、ポンプ場も全国的に老朽化や事故が問題になったり、報じられているものがあると承知している。下水道も含めて、本市であったこれまでの事故や不具合について、主なもので構わないので、状況を伺う。
◎三浦下水道保全課長 本市において、これまでに下水道管やポンプ場などの下水道施設の老朽化に起因する故障や陥没等により、広範囲の利用者への使用制限や人的被害等を伴う事故は発生していないと把握している。また、不具合の発生については、令和2年度から令和5年度に実施したストックマネジメント計画に基づく下水道管の点検調査において、速やかな措置が必要である箇所があったことから、来年度に修繕を実施する予定となっている。
◆阿部善博委員 巨大な事故がなかったことはいいと思うが、その寸前や様々な注意によって防がれた事故も多数あると承知している。そうした部分に対して、細かな見直し、今後の安全対策がさらに求められているが、将来に対する修繕を含めての維持管理の見通しや、人材やコストが限られてくる中でも、必要なものはしっかりと行っていかなければいけないと思うが、見解を伺う。
◎三浦下水道保全課長 本市では、ストックマネジメント計画に基づき、下水道施設の予防保全的な維持管理を進めているが、今後、急速に進行する下水道管路施設の老朽化に対して、より効率的な維持管理手法への転換や、さらに対象を拡大する必要があると考えており、令和4年度から民間活力を活用した下水道の維持管理手法について検討を進めており、令和8年度から民間事業者の知見やノウハウを生かした公民連携による維持管理業務委託の導入を予定している。
◆阿部善博委員 公民連携の部分はぜひ進めてもらいたいが、特にポンプ場などは、非常にノウハウが重要だと聞いている。市内企業、業者の確保や育成、もし市内業者が疲弊しているような状態だと、何かあったときになかなか来られないとか、遠くの方で順番待ちということがあってはいけない施設だと思う。現状と今後について伺う。
◎三浦下水道保全課長 老朽化対策に限らず、下水道事業を支える市内企業の人材育成、確保することは重要と考えている。人材育成については、引き続き、受注機会の確保を最優先するとともに、現場環境改善費を計上するなど、工事現場のイメージアップなどに努めるとともに、公民連携事業の展開や講習会への参加、資格取得の奨励などの機会も活用して、市内企業と連携した取組を進めていきたい。
◆阿部善博委員 いざというときに力になる関係や、足腰の強い自治体というのは、日頃の活動や、何もないときにしっかりとした関係を構築しておくことだと思うので、市内業者もしっかりと確保、育成していく視点で、守っていく、育てていくという部分も力を入れて、日頃から風通しよく、お互いに同じ市の仲間ということで、しっかりと対応していってもらいたい。
○折笠正治担当委員長 他に質疑はないか。(「進行」と呼ぶ者あり)
ないので、以上で下水道事業会計予算の質疑を終結する。
以上で本分科会の審査は終了した。
お諮りする。本分科会の審査報告については担当委員長に一任願いたいと思うが、これに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○折笠正治担当委員長 異議ないので、一任願う。
以上で予算特別委員会建設分科会を閉会する。
午後1時26分 閉会