決算特別委員会(建設分科会) 2024年(令和6年)9月定例会議 9月11日
2026/04/24
相模原市 令和 6年 9月 決算特別委員会建設分科会 09月11日-01号 ※相模原市議会議事録
○折笠正治担当委員長 ただいまから決算特別委員会建設分科会を開会する。
出席委員は9名で定足数に達している。
これより審査に入る。
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○折笠正治担当委員長 議案第72号令和5年度相模原市一般会計歳入歳出決算の本分科会所管部分、議案第77号令和5年度相模原市自動車駐車場事業特別会計歳入歳出決算、議案第78号令和5年度相模原市麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算、議案第82号令和5年度相模原市簡易水道事業会計決算、議案第83号令和5年度相模原市下水道事業会計決算、以上5件を一括議題とする。
お諮りする。審査の方法は、議事の都合上、都市建設局所管部分、危機管理局及び消防局所管部分の順に審査を行い、各特別会計及び公営企業会計は各所管部分に係る一般会計と併せて審査したいと思うが、これに異議ないか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○折笠正治担当委員長 異議ないので、そのように取り計らう。
都市建設局所管部分並びに自動車駐車場事業特別会計、麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業特別会計、簡易水道事業会計、下水道事業会計の審査に入る。
提出者の提案理由の説明を求める。
〔杉浦土木部長、廣田まちづくり推進部長、松枝麻溝台・新磯野まちづくり担当部長説明〕
○折笠正治担当委員長 これより質疑を行う。
質疑をする際には、ページを示してもらうようお願いする。
◆阿部善博委員 初めに、令和5年度決算のうち、都市建設局所管分の総括について伺う。
◎鈴木都市建設局長 都市建設局の決算の総括について答える。これまで当局から説明したところと少し重なるところがあると思うが、御容赦いただきたい。
令和5年度は、局として、3つの重点目標を掲げて事業を進めてきた。1つ目は安全、安心を支える公共インフラの整備、維持管理、2つ目が広域交流拠点や産業を中心とした新たな拠点の整備、3つ目が安心して移動できる地域交通の形成である。
初めに、1つ目の目標である公共インフラの整備、維持管理については、首都直下地震など切迫する大規模地震や、近年の気候変動により、激甚化、頻発化する豪雨災害などから市民の生命と財産を守り、誰もが安全で安心して生活することができるよう、道路、下水道などの老朽化対策や耐震化に取り組んできた。また、土砂災害未然防止のためののり面防護といった道路災害防除事業や、浸水被害の軽減、解消を図るための雨水管の整備事業などを実施した。
次に、2つ目の目標である広域交流拠点や産業を中心とした新たな拠点の整備についてである。橋本駅南口のまちづくりでは、昨年11月にリニア駅周辺まちづくりガイドラインを策定し、土地利用のための都市計画手続に向けた調整や、事業実施に係る調査、検討、設計などを実施した。また、相模原駅北口地区のまちづくりでは、土地利用計画の策定に向けて、民間事業者からの提案募集の方法等について検討した。また、麻溝台・新磯野第一整備地区については、地権者の土地利用意向調査を反映した換地設計案の作成や廃棄物混じり土の処理などを行った。また、これらのまちづくりによるストック効果を最大限に生かし、広域的な交通や都市力を高める幹線道路ネットワークの形成を図るため、県道52号や都市計画道路宮上横山線など、計画的な道路整備に取り組んできた。
最後に、3つ目の目標である安心して移動できる地域交通の形成については、交通不便地域等における移動手段の確保策として、引き続き、コミュニティバスや乗合タクシーを運行するとともに、地域における新たな交通手段として、グリーンスローモビリティの実証運行を行った。
都市建設局所管事業における令和5年度の歳出決算額は、一般会計で247億1,424万円、前年度比23億1,526万円の減となっている。しかしながら、令和4年度、5年度において、麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業や橋本駅周辺整備推進事業のために、多額の市街地整備基金を積み立てたことから、その積立額を除いた額で比較すると、令和5年度の歳出決算額としては、同じく一般会計で217億848万円、前年度比22億7,956万円の増となっている。今後も様々な課題に的確に対応し、市民の安全の確保や本市の発展に大きく貢献する活力あるまちづくりを職員一丸となって全力で推進していきたいと考えている。
◆阿部善博委員 予算のときに目標としていた事業に、しっかり取り組んでいたものと思う。
次に、今議会でも、会派の渡部議員の代表質問で議論があったが、都市建設局所管分の投資的経費の状況と評価、また、構造改革プランが終了するとのことで、これからどのようにお金が使われていくのかについて、市民の関心がとても高い中、改めて、今後の市の考え方を伺う。
◎國島都市建設総務室長 まず、投資的経費の状況について答える。令和5年度の都市建設局関連の投資的経費の決算額は71億7,871万円となっており、令和4年度の56億8,658万円と比較すると、14億9,212万円の増加となっている。
◎鈴木都市建設局長 今後の内容については私から答える。今後の市の基本的な考え方については、本市が今後も持続可能な都市経営を行っていくため、将来の都市力向上や圏域全体の発展をリードするまちづくりに向けた取組等について、必要な投資的経費を適切に確保していきたいと考えている。
◆阿部善博委員 次に、決算書208ページの街路事業費、196ページの道路維持費、198ページの道路新設改良費に関連して、令和5年度の都市計画道路の進捗と今後について、併せて、当初の都市計画決定から平均で60年ほど経過しているが、長期未着手路線の状況と市の認識を伺う。
◎中村道路計画課長 令和5年度までの都市計画道路整備の進捗については、整備計画延長178.7キロメートルのうち136.2キロメートルで、整備の進捗率としては76.2%となっている。今後は、第2次相模原市新道路整備計画の令和8年度の見直しにおいて、事業の有効性や実現性を評価し、再評価を行っていく。
都市計画道路の長期未着手路線については、令和4年3月の都市計画道路見直しの方針の改定に伴い、13路線の検証を行った結果、都市計画道路橋本上溝線のルート見直しが必要となった。また、今後のまちづくりの進捗などにより、都市構造が変化する可能性があることから、幹線道路ネットワークの在り方や必要性を含め、都市計画道路や道路整備の考え方について検討していく。
◆阿部善博委員 令和8年度の見直しについては、必要な部分は、ぜひとも前倒しでお願いしたい。また、都市計画道路東林間線については、これまでも議論してきたが、長期未着手が続いていることで、現実的に不可能ではないかとの見方が多くの市民の受け止めである。そうした中で、代替路線となっている市道中和田については、これまでも交通渋滞や交通量の増加などにより危険な状況にあり、都市計画道路東林間線が途中で止まっていることから、歩道をつけるなどの抜本的な整備が求められているが、改めて見解を伺う。
◎中村道路計画課長 都市計画道路東林間線及び市道中和田については、第2次相模原市新道路整備計画において、優先整備箇所に位置づけていないことから、現時点で道路整備に着手はできないが、令和8年度に予定している計画の見直しにおいて、事業の有効性や実現性を評価し、再評価を行っていく。また、歩行者については、必要に応じて安全対策を行っていきたい。
◆阿部善博委員 昨年6月の私の一般質問で、市道中和田については、本村市長から、都市計画道路に関して、長い期間整備できず、効果が発揮できていないとの課題認識があり、整備の有効性が高まっているかなどについて再評価を行うとの答弁があった。必要な整備であると思うし、市民の要望の声もますます大きくなっているので、都市計画道路の見直しとは別に、市道中和田の整備をきちんと行うことをぜひ検討してもらいたい。
次に、決算書102ページの市債に関連して、先ほど都市建設局長から財源の確保について答弁してもらったが、特に建設債の活用については、これまでの一般質問でも本村市長から、本市の建設債の状況は、昨年の段階で、市民1人当たりの発行額及び歳出に占める割合が、過去3年における他の政令指定都市との比較で共に少ない傾向にあり、財政措置の有利な建設債等を積極的に活用したいとの答弁があったが、状況と今後について伺う。
◎國島都市建設総務室長 土木債については、令和5年度決算は57億2,510万円であり、令和4年度決算額の34億1,880万円と比較して23億630万円、対前年度比は67.5%増となっている。
今後は、橋本駅南口、相模原駅北口、麻溝台・新磯野地区等のまちづくりに向けた取組に加えて、大規模地震や激甚化、頻発化する豪雨災害などに対する老朽化、耐震化事業の着実な推進が必要なことから、こうした事業に国庫補助金等の特定財源を確保するとともに、財政措置の有利な建設債等の積極的な活用に努めていきたい。
◆阿部善博委員 これから、通常の業務に合わせて必要な事業がたくさんあると思うので、しっかりと財源の確保、それから、体制の整備に努めてもらいたい。
あわせて、昨年の決算特別委員会建設分科会で、私たちの会派の務川委員から、ゼロ債務負担行為を駆使して平準化を図る2か年債というか、平準化債についての質問があった。平準化債は、工期や事業期間をより長く翌年度に確保できるメリットがあり、今後、導入について検討していくとの答弁もあった。検討の状況とともに、予算の繰越しが期末に集中したりすると結構な負担にもなると思うが、状況と問題意識について伺う。
◎中村道路計画課長 2か年債の活用について検討したところ、平準化債と同じ目的で効果のある継続費を設定することとし、令和6年度から7年度にかけて河川整備工事を実施する予定である。
予算の繰越しについては、入札不調や関係機関との協議が調わなかったことなどにより年度内に完了しなかったものであり、これに対する問題意識としては、設計、積算を前倒して行うことや、適切な工期を確保して発注することが必要と考えている。
◆阿部善博委員 政令指定都市になってから、様々発言する機会もあると思うので、地方自治法や様々な制度に対して、ぜひ、本市から全国をリードするように取り組んでもらいたい。
次に、決算書202ページ、項15都市計画費の中から、相模原駅北口地区、相模総合補給廠一部返還地のまちづくりについて、改めて、進捗と今後の見通しを伺う。
◎小川相模原駅周辺まちづくり課長 現在、民間企業からの提案の募集を進めており、9月下旬までを締切りとして受付をする予定である。その後、提案者からプレゼンテーションなどを行ってもらい、学識経験者等で構成する審査検討委員会で土地利用についての検討を行っていく予定としている。その後、代表的な土地利用のケースを土地利用計画の骨子として取りまとめて、土地利用計画検討会議で議論を行った上で、市の考え方なども反映させながら、令和7年の夏頃を目途に土地利用計画を策定していきたい。
◆阿部善博委員 本市にある複数の基地の返還と、その後の利用、開発については、返還がまだ決まっていない要望活動の段階から、特に道路づけや都市計画などについては、返還を求めている以上、それを見越したまちづくりを構想して取り組んでいかないと、いざ事業ができる、返還が見えてきた段階になったときに、既に住宅が密集してしまっていたり、都市計画に反対する声が上がったりなど、ゼロスタート、もしくはマイナスからのスタートになってしまうのではないかという懸念の声も市民から聞いている。これだけ大きな事業なので、事前に綿密に準備しているとは思うが、さらに国、県や事業者等を含めた関係者と情報を共有しながら取り組んでいくべきであると考えるし、また、本市に求められている長期的なまちの姿や、今から議論しておかなければならない本市のグランドデザインについて、都市建設局の枠を超える部分も大きいと思うが、都市建設局の範囲の中で、これからの本市のこうした大きな取組に対する考え方を伺う。
◎森都市計画課長 本市では、総合計画の将来像に、「潤いと活力に満ち笑顔と希望があふれるまち さがみはら」を掲げており、子育てや教育環境などが充実し、都市基盤が整備され、災害に強く、環境に優しいまちを目指し、各種取組の着実な推進を図っている。多くの人や企業が集まり、市民が地域への誇りと愛着を持ち、豊かさを感じながら、末永く安心して幸せに暮らしていけるまちを思い描いている。
相模原駅周辺のまちづくりをはじめとする大規模事業に伴う都市基盤などの整備については、今後の人口減少社会などの課題に対し、経済、交流圏域の拡大や市民生活の質の向上において極めて重要なものと認識している。
◆阿部善博委員 具体的には、県議会議員などと相模原のことについて話をしているときに、相模総合補給廠の一部返還地はいいが、全体が返ってきたときに、町田市との道路はどうするか、鉄道はどうするか、また、どこからここに来てどこに行くか、何をここに造りたいかなど、そうしたことを考えたら、もっと周りや交通などを含めて総合的に計画していく必要もあるのではないかと言われて、私もそうだと思った。ぜひとも、具体的に様々なビジョンを描いて、みんなで議論して、情報を共有して進んでいけるような取組を求めておく。
次に、議案第78号、麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業について、事業の進捗、それから今回、廃棄物混じり土の処理の話もあったが、状況について伺う。
◎角麻溝台・新磯野区画整理事務所長 令和6年度は、換地設計案の修正や廃棄物混じり土の処理、都市計画変更及び事業計画変更などの取組を進めている。また、廃棄物混じり土等の処理を令和5年度から開始しており、処理量が最も多い100ミリ以下の廃棄物混じり土の処理が今年度内に完了すると、全ての処理が終了する。
◆阿部善博委員 しっかりお願いしたい。また、令和5年度の予算審議のときにも、土地区画整理法の照応の原則に基づいた契約不適合責任について、法、条例の解釈において、地中障害物のある土地が隠れた瑕疵となる懸念が指摘されていた。地中障害物を存置する土地は、原則、地中障害物が確認された地権者に換地するとの答弁もあったし、除却または改善に要する費用を限度として価格を減ずる土地評価の条文の解釈についても、非常に曖昧というか、不安だという指摘もあり、市民に分かりやすく説明していく必要があると考えている。全部掘り返すことはないという方針も含めて、事業推進に向けては、現在の状況は市民にとって分かりにくく、まだまだ心配もあると思っている。改めて、この点についての状況と考え方を伺う。
◎角麻溝台・新磯野区画整理事務所長 換地される土地に地中障害物を存置する画地については、従前地に地中障害物が確認された地権者を換地することとしており、その地権者には、確認された地中障害物の状況を提示することを考えている。この方針は、土地区画整理法第89条の照応の原則にも適応しており、土地の評価について意見を伺う必要がある評価委員の同意も得ている。また、地中障害物を存置する画地に換地される地権者に対しても、この旨の説明をしていることから、事業に関わる皆様の理解を得られるものと考えている。
◆阿部善博委員 先ほど淵野辺駅南口の話でもあったが、以前、問題になった部分が再度繰り返されることは絶対あってはいけないと思うので、通常以上に慎重で着実な事業の展開をお願いする。
次に、決算書202ページの民間住宅施策推進事業、子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助事業について、予算審議のときに言及があったように、以前、本村市長は人口移動について、挨拶などの際に、本市は転入超過が大きいことをよく強調していたと記憶しているが、最近それを聞かなくなったという声も聞いている。転入超過数などの状況と推移等の傾向について、どのような状況になっているのか、令和5年度の分も含めて伺う。
◎齋藤住宅課総括副主幹 令和5年度の転入超過数は全国11位で、約2,300人の社会増となっている。また、子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助事業の市外から市内への転入に係る申請件数は、令和4年度は6件、5年度は14件、6年度は8月末現在19件と、年々増加している。この事業の市外へのPRとしては、昨年9月に神奈川新聞に広告を掲載したほか、市内で行なわれる大規模なイベントの際に、会場にポスターを提示したり、日本都市センター会館の都市PRコーナーでチラシを配布した。また、各種SNS等を通じて周知を図っている。
◆阿部善博委員 民間住宅施策推進事業については、予算審議の際に、不動産業者等との連携によるPRや、市自ら市外へ働きかけを行ってPRしてはどうかという話もあったが、しっかり取り組んでいるとのことなので、引き続き行ってもらいたい。一番大事なことは、PRしなくても、相模原市の市政がよければ、自然増も社会増もおのずと結果が出てくると思う。それに加えて、市外へのPRも大事なことだと思うし、いろいろと取り組んでいるのは他の局でも状況が見えるので、引き続き頑張ってもらいたい。
次に、議案第83号の下水道事業会計、特別会計歳入歳出・公営企業会計決算書332ページ、公共下水道建設改良費のポンプ場事業費についてである。先日、深堀ポンプ場を視察した際、なかなか大きい施設で、市民の目に触れることが少なく、縁の下の力持ち的な施設かと感じたが、市民生活にとっては、とても大切な施設の一つであると改めて感じた。市内ポンプ場の稼働状況、また、地域連携を求める声もあると聞いているが、併せて状況を伺う。
◎三浦下水道保全課長 現在、本市が管理しているポンプ場は、深堀ポンプ場をはじめ6か所あり、年間で約1,000万立方メートルの汚水を送水している。このうち深堀ポンプ場については、維持管理を担う委託業者が常駐していることから、要望をもらった際には、地域のコミュニティーとして、予約制で会議室や駐車場を貸し出している。
◆阿部善博委員 深堀ポンプ場については、私も地域の自治会の会議などで会議室を貸してもらったり、また、防災訓練をしたときに、起震車が入る場所がなかったので、ポンプ場の駐車場を借りて、私も防災専門員として一緒にやった記憶があるが、皆さん非常に喜んでいて、実際の業務に加えて、地域に愛される施設として有効に使われていると思った。他の施設も含めて、地域で有効に活用されるのはいいことだと思っているので、これからもそのような姿勢で取り組んでもらいたい。
○折笠正治担当委員長 他に質疑はないか。(「進行」と呼ぶ者あり)
ないので、以上をもって、都市建設局所管部分並びに自動車駐車場事業特別会計、麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業特別会計、簡易水道事業会計、下水道事業会計の審査を終わる。
休憩する。
午後3時49分 休憩
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午後4時10分 開議